本当の差別化とは選ばれない人間になること

海江田です。

今日は、久しぶりにリモートワークで仕事をしている山中くんが事務所に来ました。

せっかく、山中くんが事務所に来るわけだから居心地が良い仕事部屋にしておいてあげようと、私ともう1人のスタッフでなぜか昨日は山中くんの部屋を掃除したり、新しいスタンディングデスクを新調したり、もはやゲストレベルのもてなしで、社長であるはずの私が汗を全力でかきながらスタンディングデスクを作る始末でした。笑

(私とスタッフが汗水たらして作ったデスクで快適に仕事をする山中くん)

私の事務所は住宅を借りてそこを事務所として使っているので(もちろんちゃんと法人の事務所契約です)めちゃくちゃ快適で居心地が良いです。

1階は食事ができるダイニングルームと、来客用の部屋があって、二階には私が仕事をする部屋、社員それぞれの部屋があっていつも静かにカタカタと仕事をしています。

戸建てなので風も通るし、住宅地なので信じられないぐらい静かで何の音もしません。

(私の部屋から見える景色です。)

こんな場所でコンサルタントとして仕事をしている人はおそらくかなり少ないと思います。

成功している人は都会のタワマンに住んでいたり、オフィスビルを借りて仕事をしていたりしていると思います。

 

では、なぜ私が戸建てを借りて事務所にしているのかというと、それは「戸建て」が好きで、タワマンに魅力を感じないからです。

まず、戸建ての良さは、エレベーターで上がったり降りたりしなくて良いことです。

わざわざ自分の部屋にいくのにエレベーターに乗るのはめちゃくちゃ時間がもったいないし非効率だし、マンションだと風通しが悪いので空気が滞っている感覚があるので戸建てを選びました。

ただ、戸建てでも「オシャレじゃないと嫌」なので私が一番気に入った最高の場所を借りたのですが、ここで私が言いたいことは「戸建てが最高だ!」という話ではありません。

「人と違うことをする」ということです。

 

ビジネスをやっている以上、競合がいていつもその競合を比べられます。

「海江田かAさんか、どちらから学ぼう」そのように考えるわけですね。

ここで大事なのは「差別化」です。

この差別化というのはよくあるコンセプトの差別化ではありません。

コンセプトの差別化なんて言い方変えただけで中身は同じですからね。

 

そこではなく、価値観の差別化です。

例えば、「タワマン最高!」・「タワマンに住みたい」という人はおそらく私のところには来ません。

タワマンに住んでいるコンサルタントから学ぼうとすると思います。

他にも「家族との時間よりも売上をガンガン上げたい」という人も私のところにはこないでしょう。

 

でも逆に、、、、

「戸建てで静かに仕事をする生活はいいな」とか「家族との時間をたくさんとれていていいな」と思ってくれている人はおそらく海江田を選んでくれます。

つまり、差別化というのは「こういう人からは自分は絶対に選ばれない」という状態を作ることで「この人からは選ばれる」という状態を同時に作り出すことなのです。

 

多くの人は差別化というと、より多くの人に自分を選んでもらうことだと思っているのですが、そうではありません。

「選ばれない人間になり、特定の人に絶対に選んでもらえるようになる」これこそが差別化です。

 

「私は海江田さんとAさんだったら絶対にAさんから学びたいと思う」

「私は海江田さんとAさんだったら絶対に海江田さんから学びたいと思う」

この2つの意見を真っ二つに、明確に分けることが差別化で誰かと比べられて悩まれている限りは差別化ができているとは言えません。