「相互紹介」での集客は自分で自分を苦しめる

海江田です。

私は定期的に、新規のお客さんに対して面談をさせていただくのですが

 

「なぜ、私の集客方法を学びたいと思ってくださったのですか?」

と聞くと3割ぐらいの方が

 

「人に紹介をしてもらうのがしんどいので自力で集客ができるようになりたいから」と言います。

 

これは起業塾あるあるですが、「みんなで紹介しあいましょう」と言ってお互いのメルマガやサービスを自分の媒体で紹介しあって集客をしていくのです。

私はこのやり方に対して否定は全くしませんし、むしろ広告をかけるお金もなくて無料集客媒体も全然ない状態で売上を上げようと思ったらこの方法が最善だと思っています。

 

ただ、私自身が特典でもらった号外広告や自分の師匠が好意でメルマガをご紹介してくださったことはありますが、人に紹介をお願いしてキャンペーンなどをやったことがありません。

人を紹介することはあっても紹介をお願いすることは今後もおそらくないでしょう。

 

なぜなら、私は自分を苦しめたくないからです。

私は会社員時代に副業でビジネスをやっていたのですが、その時の私は会社で働く人たちは会社の仕事に一生懸命なのに自分は別の収入の柱を作っていて正直、会社の仕事にそこまで真剣に取り組んでいませんでした。

私は会社で働く人たちに対して罪悪感を感じていましたし、本当は副業が楽しくて早く会社を辞めたかったのに辞めるのが怖いという理由でいつまでもやりたくない仕事をしている自分に苦しんでいました。

 

この時の私は「自分に嘘をついて、自分を苦しめていたのです」

結果的には副業が会社にバレて退職しないといけなくなったのですが、上司に呼び出されて副業のことがバレていることが分かった時は内心ホッとしている自分がいました。

 

「これで自分に嘘をつかずに生きていける」

 

私は自分に嘘を作ることがどれだけストレスになり、苦しくなるかを痛いほど知っています。

 

紹介もこれと同じで、自分が紹介をしてもらうということは、紹介をお願いされたら紹介をしないといけません。

自分が心から紹介したいと思える人なら良いのですが、そうじゃないならそれは自分に嘘をつくことになります。

 

私はこれが本当に嫌です。

 

私は私のハンドルを自分で握り、自分に嘘をついて罪悪感を感じながら生きていくのが嫌なのです。

 

だから自分が心から紹介したいと思った人は全力で紹介するけど、紹介したいと思わない人は誰1人紹介しません。

どれだけ頼まれてもスルーします。

 

逆に紹介をお願いしないといけないような状態を私は作りたくないから真剣に自力集客を研究しテストと改善を繰り返してきました。

「自分のビジネスのハンドルは自分で握る。誰にも握らせない」というスタンスを貫くためです。

 

もしあなたが人に紹介をしてもらって集客をしたことがあるなら、その後の紹介祭りに強制参加させられて、自分を苦しめた経験があるのではないでしょうか?

 

それがなぜ苦しいのかというと、「本当は紹介したくない人を紹介しないといけない」つまり自分に嘘をつかないといけないからです。

 

起業するのも自分でビジネスをするのも自分に嘘をつかないためのはずです。

・やりたいことをやりたい

・やりたくないことをやりたくない

自分の本心に従って生きていくために起業したのではないでしょうか?

 

それなのにやりたくないことをやっていたら本末転倒です。

 

「自分のハンドルは自分で握る、誰にも触らせない」そのために自力で集客ができるようになりましょう。