起業当初の話と下積み時代の話

昨日は久しぶりに起業当初の話を妻と2人でしていまして、あの時はありえないぐらいずっと仕事をしていたなぁと思い出しました。

私のビジネスのスタートは大学時代の転売です。(妻とは20歳から一緒なのでその時の私のことも知っています)

当時、ヤフオクで服を買うのがマイブームだった私は、フリーマーケットで購入した服がいらなくなってヤフオクで売ってみると1000円ほど利益がでました。

それがきっかっけで、私は関西のフリーマーケットが開催されているところを巡って服を仕入れてそれをヤフオクで販売するというのを学生時代にやっていました。

朝7時半に家を出て、8時にフリーマーケットの会場に到着。

時間が早ければ早いほど良い服が残っているので夏の暑い日差しの中でタオルで汗を吹きながらオープンするのをずっと待っていて、オープンしたら走って良い服を探していました。

そこで得られる利益は3万円ほどでしたが、これが私のビジネスのスタートです。

大変でしたし地味でしたが楽しくて仕方がありませんでした。

会社に就職してからはしばらく会社の仕事だけに集中していましたが、本の出会いをきっかけに輸入転売をスタートさせました。

副業でやっていたので、仕事から帰ってきてそこから5時間ぐらい転売の仕事をしたり、休日はご飯を食べるか寝るか仕事かみたいな感じで休みの日も14時間以上は副業で転売をやっていました。

あり得ないぐらいにブラックな働き方をしていましたが、肉体を凌駕するぐらいにとにかく自分の仕事をしていることに夢中で、気づいたら眼精疲労で目が開かなくなっていたという感じです。笑

余談ですが、家賃54000円の1人暮らしでずっと転売をしていた時の部屋の様子はこんな感じでした。(懐かしいです)

遊ぶ時間も、誰かに会っている時間も、好きなスポーツをしている時間も全ての時間がもったいなくて、とにかくずっとパソコンに向かって仕事をしていました。

独立してコンサルタントになってからも毎月80人以上の個別相談をこなしてサービスが売れないことに悩んでどうしようもなかった時期や、イライラしたこと、イメージ通りに行かない自分に情けなさを感じていたことがありました。

 

理想の自分を高く持てば持つほど楽しいです。

そこにいる自分をイメージしながら気持ちが高ぶったりワクワクできるからですね。

でも、理想の自分を高く持てば持つほど苦しいです。

そこに全然近づいていない自分の力のなさを知ってしまうからです。

 

この時、人には2つの選択肢が用意されると私は思っています。

理想を理想のまま終わらせるか現実にするかです。

正直、理想は理想のまま終わらせる方が私はオススメです。

想像して気持ちが良いまま力のない自分に自信を失ったり、苦しい思いをしなくて良いからです。

 

でも、私は現実にすることを決めてきました。

どれだけ、地味でも泥臭くても周りからどう思われても絶対に現実にさせる。

だから公開している表面の私は一見、セミナーをしたりコンサルをしたり華やかに見えるかもしれませんが、裏側では毎日パソコンと向き合い、うまく行かないことを必死で考えたり、モレスキンノートを広げて自分が今ダメな部分と真剣に向き合ったり、どうすれば理想を現実の結果にできるのか、今でも毎日のように考えています。

 

私は天才ではありません。

ひらめいたことをすぐに形にして成果を出してしまうような人間ではなく、新しいことに挑戦してうまく行かないことを修正しながら得たい結果を得るまでそれを繰り返すタイプです。

ただ、そこまでにどれだけ失敗をしても落ち込むことがあっても、回り道をしたとして最終的には必ず得たい結果は得ます。

それは天才が1日1時間かけて1ヶ月でやることを、私は1日10時間かけて1ヶ月でやるからです。

そんな地味で泥臭い下積み時代が私を支えてくれていますし、あの時代があったから今があると思っています。

そして、これからも地味なことを丁寧にコツコツとたくさんの時間をかけてやっていることが、少し先の自分を作っていくと信じています。

 

セミナーやイベントなどにたくさん参加して気持ちを高ぶらせたり、人と会い夢を語ることも大事かもしれませんが、私にとってはそれは現実逃避だと思っています。

 

今の問題点や、なぜうまく行かないのかは自分自身を真剣に見つめていれば答えは必ず自分の中にあります。

それから逃げずに、地味でコツコツやらないといけないことをしっかりとやっていく。

 

そして、結果にコミットして、そこから逃げないというのが絶対に大事だと思います。

 

それが本当に大事だと私は思います。