2人の採点者の話

海江田です。

例えば、ここにあなたの人生を採点する2人の採点者がいたとしましょう。

1人は世間から代表してあなたの人生を採点しにきたAさんです。

そしてもう1人は「あなた自身」です。

 

では、ここであなたはどんな採点を期待しますか?

・Aさんから100点をもえらることを期待しますか?

それとも

・自分が100点を与える人生を期待しますか?

多くの人はどちらの採点も実は求めていません。

 

求めているのはたった1つ。

「Aさんにも100点だと思われたいし、自分にも100点をつけたい」

これが本音です。

 

過去の私だってそうでした。

でも、私はAさんから100点をもらおうとすることを辞めました。

なぜなら、Aさんにとっての100点は私にとっての100点ではないからです。

 

一番良いのはAさんの100点と自分の100点が同じこと。

これだと最高に幸せだと思います。

 

なぜなら、みんなはあなたを羨ましいと思うだろうし、自分も疑いなく幸せだと言えるわけですからまさにディズニーの世界です。

でも、世の中からみた100点というのは、実はものすごい薄っぺらいことだと私は気付きました。

「TOYOTAのランドクルーザーに乗るよりもレクサスのLXの方が点数は高く」

「7階建てのマンションよりも30階のタワーマンションの方が点数は高く」

「CoCo壱よりもリッツ・カールトンのフレンチの方が点数は高い」のです。

 

この点数競争をやっている限りは、結局いつまで経っても自分に100点を付けられることはありません。

そして実はAさんは絶対にあなたに100点はつけてくれません。

なぜなら上には上がいるからです。

 

あなたが1億稼いでも10億稼いでいる人がいる。

100億稼いでも1000億稼いでいる人もいる。

そして1000億稼いでも孫正義がいる。笑

 

だからAさんはあなたに絶対に100点はつけないのです。

 

でも、あなたはあなたの人生に簡単に100点をつけることができます。

それはどうするのかというと「あなたが好きな人生にすること」だと思います。

 

私は今乗っている車が好きなので、潰れるまで大切に乗りたいと思っていますし、知っている人しかわからないマニアックな時計もしています。

「誰からどう見えるか?」ではなく「自分が好きなものに囲まれる生き方をする」

散々、ステータスを追いかけてきた私の結論です。

 

あなたは今、あなたが身につけているもの、住んでいる場所、持っているインテリアは本当に自分が好きなものでしょうか?

そうじゃないならもしかするとあなたはAさんの100点を目指しているのかもしれませんよ。