昨年、一昨年と売上の成長が鈍化しつつあって、結構苦しい日々を過ごしていたのですが
(売上が低くて苦しいのではなく伸びなくて苦しいという意味です)
昨年末からずっと売上も利益も伸びてきています。
なぜ去年、一昨年と売上が成長しなかったのかというと、それは社長である私のせいで売上を伸ばすためには人にどんどん仕事を任せないといけないと思ったのでコピーを任せたりプロデュースの仕組み作りをスタッフに任せたりしていました。
そうすると何が起きるのかというと・・・
何だかんだ言ってうまくいかない時に「コピーが悪い」みたいに・・・どこかで人のせいにしている自分に気づいたんですね。
もちろん、責任は自分にあることは重々わかっているのですがどこかで誰かのせいにしている部分があったのです。
でも、「社長は経営することが仕事だ!!」なんて一丁前なことを言っていて、本当は多分怖かったんじゃないかなって今振り返ると思っています。
その怖さというのは
「自分で作ってうまくいかなかった時の恐怖」です。
もし、自分でコピーを書いてうまくいかなかったら100%自分のせいです。
でも、誰かに任せている部分があったらどこかで誰かのせいにできるから「自分に能力がない」と思わなくて済みます。
実は社長とか起業家って人に任せることで自分を守ろうとしている部分ってあるんじゃないかと今振り返ると思うのです。
最初は全部自分でやってきて自分で売上も上げてきたし成長もさせてきた。
けど、
誰かに任せるようになって現場からどんどん離れていって・・・そうすると、もう一度自分が現場で勝負をすることが怖くなる。
「お前の才能、もう枯れてんぞ」って突きつけられますからね。
もちろん、売上規模を上げようとしたら任せないといけない部分はどうしても出てくるとは思うけど、それでも自分で頭と手を動かして現場で勝負する部分は無くしてはいけないと思います。
昨年末から会社が成長してきたのも今は自社の案件も、プロデュース案件も全部私が仕組みを作っているからです。
毎朝4時半から何かしらのコピーを書いていて
こういうことを「真剣」というのかと思うぐらいに毎日真剣にコピーを書いています。
売れなかったら全部自分のせいで誰にも責任を押し付けられないので本当に必死になってやっています。
私は多分、経営者というよりはプレイヤー方があっていてマネジメントをするよりも現場で動いている方が会社も成長するのではないかと思います。
これから案件が増えても全部自分でやってやろうと思っています。
より早く会社を成長させるならもっと人の組織化をしていかないといけないのだろうけど
でも、私を含めて3名しかいない会社だから早い成長は必要ないし早く成長しなくても固定コストが低いから利益は積み上がっていくので
まずは、目の前の人ととことん向き合って目の前の人をコツコツ地道に勝たせていくことをずっとやっていきたいと思っています。
多分、私の会社はそのようにやった方が成長していくと思うので。
経営者ではなく常にプレイヤーでいる。
これが昨年末に自分が考えた会社を成長させるための最も良い選択になったと思います。