子どもに“お仕事頑張ってくれてありがとう”と言われた時の僕の答え

最近、妻と「世界陸上」にハマっています。

先日も女子マラソンを
家族みんなで見ていたのですが、

惜しくも7位入賞だった
小林選手はとにかく走るのが好きらしく、

できればずっと走っていたい!!

誰かが止めないとずっと走っている!!

そんな感じだと、

実況の人が言っていて、

「やっぱり好き」って最強だなと思いました。

僕は会社員時代に
仕事が全然好きじゃなくて
生活のためにやっていたのですが、

一緒に働いている3人の先輩は
とくにかく仕事を楽しんでいたんですよね。

新しい商品が来ると
すごく興味深そうに見て
楽しそうにディスカッションしていましたが、

僕は

「あー、また売らないといけない商品が増えた。」

「別に商品に興味ないしな」

と内心では思っていました。

結果的に商品の知識も全然身に付かず
頑張って覚えようとしても
全然頭に入らなかったんですよね。

好きものであれば
僕も半端ない能力を発揮します。

時計も、サングラスも、バイクも、車も
ハマったら秒速で品番まで覚えられます。

ブランド名も基本的には
1回見たら忘れません。

周りからドン引きされるぐらいに
のめり込んだら止まらない…

そんな自分だから
「好き」というのはとんでもない能力を
発揮することが分かっていたのです。

だから仕事では絶対に3人の先輩には
勝てないと思っていました。

先輩たちは好きだから仕事をしている。

一方で僕はそうじゃない。

勝てるはずがないのです。

じゃあ「好き」ってなんでしょうか。

僕が思うに

「結果に関係なく楽しめるもの」ではないかと思います。

僕にとっては広告運用がそうです。

もちろん、売上が上がると嬉しいけど、
それよりも広告運用自体が楽しいので、

新しいことをやって
赤字になったとしても悔しいけど、楽しい。

だから、ずっとやり続けられるわけですね。

でも、結果が出ているから
楽しいという場合は、

広告運用がうまくいっているときは楽しくて、

うまくいっていないときは
楽しくないとなりますよね。

これは「好き」とは言えないのだと思います。

やっぱり活躍をしている人を見ていると
好きなことを突き詰めている人ばかりだと思います。

それがSNSの発信であっても
広告運用であっても
ライブ配信であっても

うまくいっている人は
好きでやっているから続けられるし
努力できるのだと思います。

「好き」がスゴイのは
継続や努力をするのに
自分の意志力が必要ないことだと思います。

「ゲーム」が好きな人が
ゲームを頑張って今日もやろうとは思わないですよね。

誰かに止められてもやりたい!!

それが好きなわけですから
やっぱり好きなのは最強ですよね。

ただ、好きなことを突き詰めていて
結果が出ると、

今度は対外的な目線が気になってきます。

「あの人スゴイ!!」

とか

「めっちゃ活躍している」

とか

そういう外部の声が嫌でも聞こえてきます。

ここで、その外部の期待に
答えないといけないと思うと
好きなことがだんだん

「好きなことで結果を出さないといけない」という
プレッシャーに変わっていく。

そうなると、純粋に好きだった気持ちが
どんどん薄れていって

気づいたら

「結果を出すためにやっていること」に変わってしまうわけです。

僕もそういう経験はあるけど、
結果、外野なんて関係ないなと思いました。

だって、僕の結果がよかろうが悪かろうが
正直みんな興味ないじゃないですか。

興味があったとしても
それはミーハー的な感覚で興味があるわけで、

間違いなくそれは
僕の人生には全く関係ないわけです。

そんな勝手に結果を出さないといけないという
謎のプレッシャーを自分にかけていることに気づくと、

外部からの期待とかプレッシャーは
一切感じなくなりますし、

結果がどうであれ「楽しい」という

「好きを追求できる自分」に
帰ってくることができて、

結果を出さないといけないと
思っていた時も全然頑張れるし
無限に頑張れるなと思うわけです。

そして、結果を出さないといけないと
思っていた時も結果が出るみたいな….

女子マラソンを見て
これからも僕は「好き」を追求していきたいと思いました。

人は簡単に自分でいろんなものを
背負い込みます。

例えば、僕も子供に

「いつもお仕事を頑張ってくれてありがとう!」

と言われます。

そのように言ってくれることは
すごく嬉しいのですが、

僕は子供に必ず最高の笑顔で、このように答えます。

「ありがとう!!でも仕事はパパが好きだからやっているだけだよ🎵」と。

そう言わないと
家族の生活のために仕事をしている
マインドになってしまうからです。

起業1年目は生活のために
稼がないといけないと思って頑張っていましたが、

ウェブ広告を始めてからは
そのように思ったことは1度もありません。

家族のためではなく
自分が楽しいからやっているだけ。

だから仕事から帰ってきた時の

「お疲れ様」もいらないわけです。

疲れていないから。

楽しいことをやってきただけだからです。

「好き」を追求していたら
「結果」が出ていただけ。

この感覚をずっと大事に
持ち続けていきたいですね。