投資の神様と言われているウォーレンバフェットは企業に投資をする時に「独占的競争優位性があるか?」というのを見るそうです。
独占的競争優位性とは、競合がほぼいないような状態があるか?ということです。
ウォーレンバフェットの本の中で競争優位性の話が出た時にほぼ必ず出てくるのが「コカコーラ」です。
例えば、水だったら「いろはす」だったり「クリスタルガイザー」だったり他のミネラルウォーターがたくさんあって「ミネラルウォーター=コレ」みたいなものって個人的にはあっても一般的にはないですよね?
でも、「コーラ」って言われたら何を想像するかというと「コカコーラ 」以外のものを想像する人はほぼいないはずです。
そして、ドリンクメニューの中にほぼ必ずコーラは選択肢の中に含まれていますよね?
これがまさに独占的競争優位性です。
商品を何か販売しようとした時にはそこには市場があります。
例えば私はコンサルタント系のビジネスをされている方に集客を教えているので市場は「コンサルタント系ビジネスをされている人」という市場になります。
その市場の中に「ニーズ」があって、それが私でいうと「売上を安定させたい、集客を安定させたい」というニーズです。
このニーズに答えられるのが私のサービスになるわけですが、
ここで問題なのが、「売上を安定させたい、集客を安定させたい」というニーズに答えられる人が山ほどいることです。
見込み客は私を含めた山ほどいる自分のニーズを満たしてくれる人の中からたった1人を選ぶわけですが、この時にほぼ確実に自分が選ばれる状態が生まれていることは独占的競争優位性になるわけですが、これはコンサルタントという市場の中ではほぼ無理に等しいと思います。
ただ、「独占的競争優位性」は作れなくても「競争優位性」をなるべく高めていくこと、
つまり、自分が選ばれる確率を上げていくことはできるはずです。
この競争優位性を考える時に絶対に外せないのが「競合分析」です。
他の競合がどのような特徴あるのか?
競合に比べて自分の強みは?弱みは?
ここを徹底的にリサーチしていくと
「自分はこんな人に選ばれるだろうけど、こんな人には選ばれないだろうな」
ということが見えてくるでしょう。
私の場合で言うと、人に紹介をしてもらってプロモーションをしたりするようなことは教えていないので単発で大きな売上を上げる方法を学びたい人には私は選ばれません。
ただ、毎月安定的に300万円以上の売上を上げていきたいという方には選ばれます。
あと、私は1日6時間だけ働いて仕事よりも家族との時間を最優先にして年商億越えを稼ぎ続ける状態を作っているので
「家族との時間を大切にしながら仕事がしたい」という人には選ばれますが
「とにかく仕事一筋で売上を上げていきたい」という人には選ばれません。
でも、これがすごく大事で、競争優位性とは全ての人に選ばれる必要はないし、それをやろうとした時点で訴求が弱くなり選ばれないようになります。
それは私が「単発で売上を上げたい人もいるからその方法も教えよう」と考えるようなもので、それをすると他のライバルとの差別化が生まれなくなってしまいます。
競争優位性を高める上で重要なのは「取捨選択」です。
つまり、「こんな人には絶対に私は選ばれないだろうけど、こんな人には選ばれる」という状態を作って初めて競争優位性を高めることができるのです。
あなたは、あなたが見込み客から選ばれる理由を説明できますか?
もし、説明できないのだとしたらあなたは競争優位性を生むことができていないのかもしれません。