ボトルネックになっている部分を見極める

海江田です。

先日、スタッフと一緒に顔を突き合わせてカフェで午前中、仕事をしていました。

やることが明確で集中力が求められる時は、1人の方が仕事は進むと思いますが、例えばランディングページのキャッチコピーをスタッフが考えている時なら、書いてみたものを私にすぐに「コレ、どう思いますか?」と聞いて、「もっとこうした方がいいんじゃない?」ってすぐに答えが返ってくるから1人で悩むことなく結果的に仕事が早く進むこともあります。

特に、スタッフは広告運用をやっているので広告を出す際のクリエイティブは、コピーでどれだけ興味を持たせられるかが勝負なので、「あーでもない、こーでもない」と話しながら進めた方が仕事はサクサク進んでいきます。

 

弊社では広告運用チームが広告を運用しているのですが、その中でなかなか広告が改善されない案件がありました。

そこで私が改善スピードが遅い要因をスタッフに聞いていくと、「反応の良いクリエイティブがない、広告が承認されないので改善に時間がかかっている」と言いましたが、私はそこが問題ではないと思いました。

 

まず、すべての出来事は問題解決型の思考で考えれば解決できるものだと私は思っているのですが、そのときに大事なのは「ボトルネックはどこか?」を考えることです。

例えば「反応の良いクリエイティブがない、広告が承認されないので改善に時間がかかっている」ということがボトルネックだと考えたら、次に改善が必要な時も、また改善するのに同じだけの時間がかかります。

 

ここで大事なのは「事実」と「望む結果」です。

例えば、事実としては10日間広告のパフォーマンスが悪くて改善されていないことで、望む結果は次回から改善を3日以内にしたいと考えました。

そこで「どうやったら3分の1以上のスピードで広告を改善できるのか?」を考えてみるのです。

そして「何が改善スピードを遅くしているのか?」を考えるとボトルネックが見えてきます。

 

今回でいうと、広告のパフォーマンスが下がったときに、広告の予算を下げていることがボトルネックになっていると私は思いました。

というのも、広告のパフォーマンスが高い時は予算を上げているのですが、広告のパフォーマンスが悪いと弊社のスタッフは予算を下げていました。

一見、それが良い判断のように見えますが、例えば1つの広告のクリエイティブをテストするのに5000円かかったとします。

5000円の予算ならテストは1つしかできませんが、5万円の予算なら10個テストをすることができます。

 

つまり、パフォーマンスが悪い時こそ広告の予算を上げてテスト量を増やすことが大事なのです。

広告の予算を下げてしまうと・・・

「テストできる数が限られる」→「テストに時間がかかる」という負のスパイラルになるので、3倍のスピードで改善したければ今までよりも1日に3倍の広告のテストをすることができれば論理的に考えれば改善スピードは3倍になります。

あとは、広告が承認されない問題も、どこが問題になっている可能性があるかを考えて、事前に対応することが大事です。

広告文が問題の可能性があるなら、短い広告文で試してみる。

LPが問題の可能性があるなら、別のLPを早く用意する。(今後も同じ問題が起きる可能性があるなら、広告を出稿したと同時に別のLPもすぐに用意しておく)

このように、先々のことを考えて次は同じ失敗が2度と起きないためには、今のボトルネックを正しく見極めることと、次に同じことが起きないように対策を練っておくことが大事です。