私がこのふざけたG-SHOCKを買うことになったとても深〜いいきさつ

この時計、「よーく見てみてください」何に見えますか?

昨日、百貨店の「G-SHOCK」売場にいったらこの時計が飾ってあって、私は一瞬でピーンときました。

 

「だ・・・だるまだ・・・」

そうです。

よーく見ると、だるまの顔になっているのです。

 

私はこのちょっとふざけたこのデザインが気に入って時計を試着させてもらうことにしました。

そのときに一緒についてきてくれた11ヶ月の息子はパパは何を始めたんだ。と不思議そうに私の顔を見ていました。

 

息子に向かって「ちょっと試着していい?」と確認したら、スーパービッグスマイルで返事をしてくれたので、いざ試着をして15秒後にいきなり息子が

「うおーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」と吠え出しました。

静かで品のある百貨店に息子の「うおーーーーーーーー」という雄叫びが上がりました。

 

まだ15秒しか試着をしていないのに、私の息子はもう待てないようでした。

あと1分待つと、今度は大粒の涙を流して「うおーーーーぎゃーーーーー」と泣き出す予感がしたので、すぐに時計を外して店員さんに時計をお返しして息子を抱っこしました。

すると「パパよ、そうだよ、僕は抱っこをしてほしかったのだ」と満足げなビッグスマイルを見せてきました。

 

ここで息子の機嫌が元に戻ったので安心したところで店員さんに私は聞きました。

「すいません。この時計って限定品ですか?」

すると店員さんは

「はい、お正月に出た限定品です。」と答えました。

 

私は心の中で思いました。

「お正月って、もう8ヶ月経ってるやん・・・・・」

「限定品という名の売れ残りやん・・・・・」

 

でも、心の中のリトル海江田はこうも思いました。

「この時計、逆にオシャレじゃない」(何の逆かは私にもわかりません)

「残り物には福があるっていうし」(自分で都合の良い買う理由を考え出す)

 

あーーーどうしようかな。

って悩んだときにチラッて価格を見たら

「13800円」

「安っすーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!」

 

息子は早くどこかに歩いてくれと、横揺れを繰り返し、店員さんは限定品というからもう二度とこのだるまさんを買うチャンスはないかもしれない。

そして価格も安くて逆にオシャレな気がする。

 

ということで試着してから3分後に購入を決めました。

 

では、今回なぜ私がこの時計を買ったのかを分析してみると・・・・

まずは息子による時間の限定制と限定品という物理的な限定制という2つの限定制があって即決断するしかなかったことが大きいです。

もし、息子が静かに待っていてくれたら私はよーく考えたでしょうし、商品が定番品ならまた次回に欲しかったら買いに来れば良いかと思って間違いなくそのときに買わなかったと思います。

 

次に、「ちょっと欲しい」と思った時の感情と価格がマッチしていたことです。

もしこの時計が3万円ならおそらく買っていなかったのですが、13800円という絶妙な価格設定が即決に結びつきました。

 

そして買う気になってきたら、いよいよ自分で買う理由を自分で考え始めます。

「逆にオシャレ」とか「だるまさんってなんかご利益ありそうだしな」みたいな、訳のわからない買う理由を考え出すのです。

 

こんなこと言ったらあなた今、思いましたよね?

「だるまのG-SHOCKだからってご利益あるわけないやん」

 

いや、私もわかっていますよ。

冷静に考えればあるわけないのです。

 

私は超論理的なタイプなので、工場生産で作られた「だるまデザイン」の時計であって、御祈祷すらしてもないのに「ご利益あるわけないやん・・・・」分かっているけど、買う理由を考える時は人は論理を超えた完全自分都合の適当な買う理由を考えるわけです。

 

そして、私は気付いたら財布からお金を取り出し、店員さんに渡していました。

10分後、「福」と書かれた箱に入れられたG-SHOCKを手に持ち私は帰って行ったのでした。

「福」あるわけないやん・・・と思いながらも、こころのどこかで「福」を信じたい自分もいました。

 

今日あなたに伝えたかったのは、人は時間と物理的な限定制があると商品を買う確率が格段に上がること。

そして、価格が価値よりも安いと思ったらそこからは「買う理由」を割と論理を無視して都合よく考え始めてしまうことです。

 

ここを逆に自分のサービスを販売するときに使えたら良いですね。

 

ということで、今日から新しい事業をスタートするので、なんとなく「だるまG-schock」をつけてみました。

(めっちゃ福信じてるやん)

 

では